油は太るだけ?身体に必要なの?

油と聞くと摂り過ぎると太ってしまう!カロリーが高い!動物性の物より植物性の油の方が身体に良い!と思われているかもしれませんが。

コレは大きな間違いです!

人間の身体は約100兆個以上の細胞から出来ており、人体の構成は食べ物から作られています。人間の身体はこの細胞のチームプレイで機能しており、上手く機能していない細胞があると病気になります。

どの臓器や組織の細胞が機能しなくなったかで症状や病気が変わってきます。

例えば腎臓に関わる細胞が機能しなくなれば腎不全となり人工透析を受けなければならない。などです。

『細胞の構造』

細胞とは、『生体を作る構造的かつ機能的な基本単位』

上記のように細胞はたくさんの構造を持っていますが、油はこの細胞膜を形成するために重要な働きをもっています。

この細胞間の連携を図る上で重要な細胞膜を作る材料となるものが油になります。

『油の役割』

Ⅰ.脂質は細胞膜などの生体膜を形成(脂肪とタンパク質)

細胞膜を通して

・①酸素栄養を細胞内に取り込む。

・②老廃物を排出する。

・③細菌ウィルスの侵入を防ぐ。

・④細胞同士の情報を伝達する。

Ⅱ.糖質に次ぐ第2のエネルギー源

糖質の約2倍のエネルギーを持つ

Ⅲ.脂質は熱の発散を防いで体温を保つ

ビタミンDの合成(太陽の光を利用)

ビタミンDAKEなどの吸収を助ける。

Ⅳ.内臓を支えたり外の衝撃から守る。

など様々な働きを担っており、細胞が柔軟で機能的に働く為にも油の質が大切で大きな影響を持つことがわかります。

油には「油の種類は色々あるの?」の投稿で説明したように動物性の脂と植物性の油をバランスよく偏りなく摂取する事が必要です。

現代人は、植物性の油であるオメガ6を過剰に摂ってしまう傾向にあります。

どの食材がどの脂肪酸を多く含んでいるか?をざっくりと分けると、、、

魚=オメガ3

※魚はオメガ3

肉=オメガ6、オメガ9

※肉はオメガ6とオメガ9

貝類=オメガ3、オメガ6、オメガ9

とそれぞれの食べ物で摂取出来る油が変わってくるので、油の摂り方にも注意が必要です!

飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸をバランス良く摂取すること!中でも現代人の油の摂りすぎになりやすいオメガ6の過剰摂取に注意することが必要です。

どんな油をどんな風に摂ったらよいか?について知りたい方は「日本人に必要な油はどれ?」の投稿をお読み下さいね。

もっと深い所まで学びたい方はnoteの『三大栄養素 その1脂質の基礎知識』をお勧めします!

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