健康に必要な植物油の種類について

食用油には、動物油と植物油に分かれます。牛、豚、鳥などの動物油は飽和脂肪酸を多く含み常温固体であるということは、『健康に必要な動物油の種類について』の投稿で説明しました。今回は、植物油を中心に説明します。

植物油は、不飽和脂肪酸と言われ一価不飽和脂肪酸多価不飽和脂肪酸に分かれます。また、多価不飽和脂肪酸プーファとも呼ばれています。

一価不飽和脂肪酸には、オメガ9系があり。

多価不飽和脂肪酸には、オメガ3系オメガ6系があります。

さて、植物油の中で最も有名と言ってもよいサラダ油や他にどんな種類があるのか?各油について簡単に説明していきます。

『サラダ油』

精製された植物油の一種であり、指定された9種である(菜種、大豆、とうもろこし、ひまわり、紅花、ゴマ、綿実、米(米糠)原材料いずれかを用いた食用油の総称です。

つまり、色々な原材料をごちゃ混ぜにしたチャンポン油ということですね。

一応JAS規格では、定められた低温の条件下一定時間放置しておいても凝固や白濁のないことをサラダ油の条件(0度の温度で5.5時間、清澄である)となっています。

『菜種油』(キャノーラ油)

カナダから輸入された遺伝子組換え菜種油(キャノーラ油)は、サラダ油として炒め物や揚げ物、ドレッシングなどに使用されています。また、マーガリンショートニングにも使われています。

『大豆油』

大豆の種子から採取される油で、キャノーラ油と同じくらい日本の食用油の中で有名な植物油です。安くて匂いが少なく、色も薄いためサラダ油として使用され、マーガリンやマヨネーズなの原料に使用されています。

『紅花油』(サフラワー油)

紅花の種子から採取された油で、サフラワーオイルとも呼ばれサラダ油に使用されています。

『コーン油』

とうもろこしを原料として、香ばしい風味があり揚げ物や炒め物に使用されています。加工油脂、食品の工業用やマーガリンスナック菓子の製造など幅広く使われています。

『綿実油』

綿の種子を原料として、油に旨みがあり比較的酸化しにくいので、スナック菓子、フライ料理などの揚げ物などに使用されておりツナ缶にも使われています。

【 植物性油の中で熱に弱い油 】

『亜麻仁油』(フラックスシードオイル、リンシードオイル)

オメガ3系脂肪酸のαリノレン酸を含む不飽和脂肪酸

亜麻アマの種子から得られる、黄色っぽい乾性油(空気に触れると固まる油)亜麻の種子を圧搾やつぶして溶媒で抽出して作ります。

食用栄養サプリメント以外にも油絵具のバインダー、木製品の仕上げなどに使われています。

『エゴマ油』

シソ科の一年草で植物油の中で最もオメガ3系脂肪酸のαリノレン酸を含みますが、熱に弱く酸化しやすいため加熱調理には使えません。加熱せず生で摂取するのが基本です。

【 植物性油の中で加熱調理おススメ油 】

『ゴマ油』(セサミオイル)

ごまの種子を材料として、圧搾などの加工をして作られ焙煎して、風味を引き出してから油を搾るなどの方法で作られる油です。酸化防止効果の成分があり、天ぷらなどの揚げ物をはじめ炒め物に使用されます。生レバーを禁止される前は、ごま油に塩を入れたものをレバーにつけて食べられていましたね。

『米油』

米糠(ぬか)を原料としたさらっとした油で熱に強く加熱による酸化が起きにくいため炒め物や揚げ物に向いています。オイレン酸の比率が高くビタミンEを多く含んでいます。揚げ物の他にマヨネーズ、製菓などに使用されています。

『オリーブオイル』

地中海沿岸にあるオリーブの木の果実を原料とする油で、独特の香りがします。米油と同様にオイレン酸を多く含み酸化されにくい特徴があります。コールドプレス(低温圧搾製法)で作られたものは品質や香りもよくエクストラバージンオイルと言われています。石油系物質のヘキサンを使用して、大量生産された安価な油は品質も悪く避けた方がよいでしょう。

オリーブオイルについては、『良いオリーブオイルの選び方』の投稿をお読み下さい!

『ひまわり油』

ひまわりの種を原料とした油で、不飽和脂肪酸です。風味がよく穀類やナッツ類などの表面保護やクッキーなどのコーティング、せんべいの艶出し、揚げ物、炒め物などに使用されています。

【植物性の飽和脂肪酸

『ココナッツオイル』ヤシ油

ココヤシの実を原料とした飽和脂肪酸常温固形です。オリーブオイル以上に酸化しにくい上にビタミンEも豊富に含んでいます。また、抗酸化作用もありエスニック料理にも使われています。

ココナッツオイルには製法によって2種類あり。

①低温圧搾ーバージンココナッツオイル

②科学溶剤ーココナッツオイル

がありマーガリンショートニング、製菓用油脂、シャンプーなどに使われています。

『パーム油』

ヤシ科のパームヤシの果肉を原料とした油で、オレンジ色の常温固形となるココナッツオイルと同様に飽和脂肪酸です。独特の香りと甘味を持っておりインスタント食品、スナック菓子、一部の洗剤成分などに使われています。

一般的に植物油と聞くと不飽和脂肪酸をイメージしますが、植物性の油の中にもココナッツオイルパーム油のように飽和脂肪酸を多く含むものもあるので知っておいて下さい。

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