肉の危険性とは?
日本でも安価なアメリカ産やオーストラリア産の牛肉が手に入りやすい状況ですが、果たして安全なのでしょうか?外国産の牛肉だけでなく、日本国内は大丈夫なのか?
肉がどのような過程を経て食用の肉になっていくのか?
肉には乳を搾るための『乳牛』と食用で肉を食べる為の『和牛』があります。
安価なアメリカ産の牛肉が日本でも流通していますが、牛を育てる際に発癌性を持つエストロゲンというホルモン剤を使用されています。
『エストロゲンの弊害』
・女性の乳房痛
・乳腺症
・乳癌ガン
・肝斑
・月経痛
・子宮内膜症
・子宮腺筋症
・子宮体癌ガン
・卵巣ガン
・男性の肝硬変
などの要因となります。
ちなみにアメリカ国内に流通している牛肉には、エストロゲンはほとんど使用されていません。
これらはアメリカだけではなく、同じようにオーストラリア産の牛肉もオーストラリア国内と日本に輸出されているものは異なります。
牛肉を安い値段で提供するために薬品やホルモン剤などの注射を使い病気にならずに早く育てる事で餌代などの余計なコストを削減しています。消費者からすると、薬品まみれの肉が安く買えるのはいいことばかりではありません。
Grass Fed Beef(グラスフェッドビーフ)についての深掘り
近年、健康志向や持続可能な食生活に関心が高まる中で、「Grass Fed Beef」(グラスフェッドビーフ)への注目が集まっています。グラスフェッドビーフとは、牛が一生涯、牧草や自然の草だけを食べて育てられた肉のことを指します。この飼育方法は、穀物で育てられる一般的な飼育方法とは異なり、いくつかの健康面および環境面での利点があるとされています。
健康面でのメリット
グラスフェッドビーフは、オメガ3脂肪酸や共役リノール酸(CLA)、ビタミンA及びEが豊富に含まれています。これらの栄養素は心臓病のリスクを減少させることに寄与し、抗炎症作用があるとされています。また、低脂肪でカロリーも穀物肥育の肉より少なめです。
環境への配慮
牧草のみで育てられるため、穀物生産に伴う環境負荷が軽減されます。また、牧草地での放牧は土地の健康を保ち、土壌の浸食を防ぐ効果も期待できます。
味の違い
グラスフェッドビーフはその味も特徴的で、より野性味があり、深みのある風味が楽しめると評価されています。肉本来の味を重視するグルメな消費者から支持されています。
このように、グラスフェッドビーフは健康だけでなく、環境保護や味の面でも優れた選択肢と言えます。持続可能な食の選択として、これからも注目されるでしょう。
肉の中でも『Grass Fed Beef』や高級なブランド和牛などは自然に近い状態で育てられており、良い肉ですが高級なため日常的に一般の庶民が買える価格ではありません。これらの高級な和牛の肉は海外に輸出される一方で庶民は安くて身体に有害な肉を購入して食べています。
国外で高級な和牛が取引される程日本国内での高級な和牛の価格も高騰するため日本の一般の庶民には手が届かないものとなっています。
日本人が身体によい良い和牛を手に入れる為には輸出制限を掛けたり、高い関税をかける事が必要ですが、残念ながらそのような対応をする動きは見られません。
加工肉がなぜ?危険なのか?という問題については肉のレンダリングの問題があります。
『レンダリングとは?』
屠殺後の食用に用いられない屑肉などから粉末肥料、飼料、洗剤などの原料となる動物油脂およびミールを作ること。
『ドライレンダリング』
原料を高圧、高温で濃縮する
『ウェットレンダリング』
蒸気を注入しながら高圧、高温で濃縮する。
それでは、レンダリングをどのように行われているのか?過程を見ていきましょう。
牛や豚といった家畜は非常に大きな肉体を持ち屠殺後にレンダリング処置という実質食糧廃棄物の処理が行われます。
どのようにレンダリング処置がされるのか?
レンダリングの際に体毛を剃る、角や蹄を抜くといった下処理は行われずに筋肉や内臓と同時に角や蹄、体毛や内臓に溜まった糞便もミンチにして、約140度の高圧蒸気で加熱消毒された後に薬品で腐敗した臭いを消しさりアミノ酸やタンパク質加水分解物、動物性油脂などの製品となり加工食品の原材料として、使用されます。
このレンダリングされた肉を加工する際には、大量の水分を混入させた上で、大豆タンパクなどの蛋白性物質と結合させて増粘多糖類で固形状します。
※増粘多糖類とは?
※増粘多糖類とは、
水分を混入させると肉の風味が薄くなるため食品添加物である調味料や香料、更にアミノ酸等を添加して生肉に近い風味にしています。
安い加工肉の問題
安売りされているインスタント食品や加工食品、惣菜に使われている肉、ハム、ソーセージなどの加工肉食品はレンダリングされた肉を使って作られている可能性が高く、本来であれば廃棄処分となる家畜の肉が日本人の胃袋をゴミ箱のようにして始末されています。
では、ハムやソーセージを一例にとって考えてみましょう。
国産の豚肉の場合の平均価格は、100g当たり100〜200円くらいですが、大手食品メーカーが豚肉を加工して作っているハムやソーセージは100〜200円とほぼ同じ金額で売られています。
本来のハムやソーセージを作る手順
①豚肉をミンチにして、熱処理し、
②調味料で味付けしてパックに詰める。
③その後に冷蔵設備が整ったトラックで各小売店などに輸送される
など輸送費も掛かり原材料の価格よりも高くなるはずにも関わらず原材料と販売価格がほぼ同じというのはおかしくありませんか?
ここに『加工肉の闇』が隠されています。なぜ?安いのか?それは、原材料となっているミンチ肉の購入費がほぼゼロに近いからに他なりません。本来廃棄するべき屑肉ですから。
ハムやソーセージに使われている亜硝酸ナトリウムや亜硝酸カリウムなどのニトロソアミンを含む発色剤は、胃や腸など消化器系(消化した食べ物が溜まる所)の癌発生率を高めます。
無添加と記載されている加工肉食品であったとしても、原材料である牛や豚などの餌には抗生物質やホルモン剤が使われています。
本来の方法で良質な家畜の肉を使ったハムやソーセージなどは、数千円などの高い値段で売られているため原材料と同等な値段で売られることはないでしょう。
サプリメントにも入ってる?
栄養補助食品であるプロテインやアミノ酸などにも『タンパク質加水分解物』という名称の物質が使われていますが、原材料は不明です。
ペットフードの原材料
ペットフードの問題として、殺処分された犬や猫の肉が加工されペットフードとして使用されることがあります。これらの原材料が人間の食糧の原料に使用されていないことを願います。
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